近年急速に普及が進むファクタリングの良い点・悪い点

ローンより簡単に利用できるのが利点
ファクタリングがこれほど注目されるのは、事業ローンに申し込みできない人も利用できる可能性が高いからです。ローンだと1万円を借りる状況においても必ず審査があり、審査なし・ブラックOKといったローンは存在しません。一方でファクタリングの良い点は、売掛先に支払い能力があれば利用できるので、申込者自身の支払い能力や個人信用情報などが関係ないことです。
現時点において事業ローンの返済を延滞している、過去にキャッシングの債務整理をした、といった方でも利用できるのです。近年のファクタリングは融資まで迅速化しており、最短即日で振り込みしてくれる会社もあります。さらに従来の契約方法である対面与信ではなく、ネットで契約完結ができるファクタリングも登場しています。
手数料が高くなるのが欠点
ファクタリングは事業ローンを利用するよりハードルが低い反面、手数料が高くなるのが悪い点です。ファクタリングで手数料5%といえばかなり低いほうですが、事業ローンだとさらに低くなります。ファクタリング手数料5%の場合、売掛金100万円の売却において5万円の手数料が発生するのです。実質年率12%の事業ローンは、月利に換算すれば1%になります。借りてから1か月後に完済すれば、1万円しか利息はつきません。売掛先を含めて協議していく三社間ファクタリングに関しては手数料が安くなりますが、売掛債権を売却する旨が売掛先にバレます。二社間ファクタリングなら内緒にできますが、手数料は三社間と比較して5倍以上になるケースもあります。